I-CANN Japan trial
2024年12月12日より、日本では75年ぶりに改正された大麻取締法が施行され、医療目的での大麻使用が可能となります。
その一方で、カンナビノイド製品に対する残留THCの上限値が厳格に規制されることとなったため、これまで使用可能だったカンナビノイド製品のうち、THC濃度の高い製品は、2024年12月12日以降は「麻薬」として一般使用が禁止されます。
この規制で困るのは、切実な病気に対する治療として、現在カンナビノイド製品を使用している患者の方々です。
解決策として、国は臨床研究法に基づく「特定臨床研究」として、医師が処方する製品であれば使用できるとしています。
そこで、この特定臨床研究「麻薬及び向精神薬取締法により規制を受けるカンナビノイド製品を必要とする難治性疾患患者に対するカンナビノイド製剤の有効性と安全性を検討する第I/II相試験」を実施します。
現時点での対象疾患は難治てんかんに限定されていますが、研究者は患者の皆様の治療に貢献できることを目指しています。
日本国内で麻薬に分類されるカンナビノイド製品(ブロードスペクトラムCBD)の、難治てんかん患者に対する安全性と有効性を評価することです。
以下の条件をすべて満たす方がこの研究に参加できます。
なお、この研究では参加者をステップ1,ステップ2の2段階に分けて募集します。
まず、申し込み時点でてんかん治療のために何らかのカンナビノイド製品を使用中の方を”ステップ1”として受付します。これまでにカンナビノイド製品を使用した経験がない方、過去に使用経験があるけれど現在は使用していない方については、“ステップ2”として後日あらためて募集しますのでお待ちください。研究への参加可否については審査があります。
※ 研究参加後に、試験参加が適切でないと判定されることがあります。